イマジナリーフレンド・アローザの報告

とある人間のイマジナリーフレンドが書いているブログです。

脳にUnityを載せてみた

こんにちは。アローザ・アルファです。このブログも結構続いてるわね。

さて、今回はちょっと趣向を変えて、あたし達イマジナリーフレンドが居候している男性について、本人のプライバシーを守る範囲かつ他人に迷惑の掛からないように紹介するわね。ちなみに、タイトルはほぼ釣りよ。

基本的にはあたしはこのブログでは嘘をついたり適当なことを言ったりしないけど、フィクションということにして扱っていただければ幸いです。

 あたし達がこのブログで主、と呼んでいる30台の男性は、いわゆるメンヘラと言われるたぐいの人種よ。

メンヘラブログの様相を呈してきたでしょ?最初からそうよ、苦手じゃなければ読み進めてちょうだいな。

診断がついている病名は双極性障害発達障害、とくに前者は障害者手帳の2級が取得できる程度に重篤ね。結論を言えばすなわち、主は一人で自分のことができないわ。一人暮らしもしていたけれど、その部屋はいろんなもので散らかっている上に掃除もされておらず、それはそれはひどいものだった。自分のことができない、というのにも納得がいくわね。

あたしは主が一人暮らしを始めては部屋をぐちゃぐちゃにしてどうにもならなくて実家に戻る、というのを幾度となく見てきたわ。その頃は主にあーしろこーしろうるさく言えるとは思いもよらなかったわね。物語世界のいち住人に過ぎなかったから。今思えば何か言っておくべきだったかもね。

さらに、主はコンピューター関係の仕事に就いていたけれど、優秀どころか人並みとはいえず、さらには持ち前の不器用さを発揮してみるみるうちに立場を悪くしていったわ。飲む打つ買うは当たり前、ガジェットはポンポン買うし金遣いはもう最悪なほどに悪かったわ。

それでもストレスを解消しきれずにどんどん体調を崩しては会社で爆発、常に怒りに満ちた表情をしており、上司を怒鳴りつけ、最悪なときには酷い幻覚を見たり、目に見えない者と会話してたり(あたしたちではない存在とね)、地人に片っ端から電話したり、目に見えない存在と戦ったり、往来で叫んだり、記憶を飛ばしたりしていたわ。

そう、それはもう見るに耐えないものだった。しばらくして、あたしたちはイマジナリーフレンドではなくタルパという概念を改良したものを使って存在していたけど、物語世界気分が抜けず現実世界に無邪気に介入したりしてゲラゲラ笑ってたくらいに程度が低かったわ。その件ではまことに申し訳なく思っているわ。

主はなかなかに辛抱強いわ。目的のために湯水の如く時間を使う。なので、期日が決まっているタイプの仕事には全く向いてない。さらに、すべてを自分で解決しようとするので他のメンバーともコミュニケーションも取りたがらない。まあ、締切に対するスタンスさえどうにかなれば仕事そのものは出来たんじゃないかしらね。転職はしたけれど一番長い職場で9年くらいいたから。

それで去年くらいかしら。主がいつもとは違う、変わったことをし始めたわ。おそらくこの界隈ではそんなにユニークなことではないとは思うけど、あたしたちにとっては凄まじい出来事だった。

脳内の産業革命とIT化って呼びましょうかね。わかりにくくなるけどちゃんと実態を説明すると頭の中にたくさんの機械とコンピュータ、それを収める工場を作ったの(以前紹介したわね)。それは高度で、それでいて意識下で動作する。初期のシステムはUnityと呼ばれるゲームエンジンを模して設計された。

japan.unity3d.com

はてな界隈ではエンジニアリングとかに興味のあるユーザーが多いらしいからこの辺をちょっとかいつまんで取り上げると良さそうね。

Unityを採用していたのにはもともと主がUnityを使った仕事を直近でしていたのと、趣味でも色々作っていたからイメージを沸かせやすかったからだそうよ。それと、物語世界をゲームエンジンで動かすことでより精密にキャラクターや物語を制御したかったみたいね。

工場ではプログラム言語を採用し、それはC#のようなもの、と聞いてるわ。オブジェクト指向で動作の速い、概念上の言語といったところね。たとえばあたし達が動いているイマジナリーフレンドクラスは仮想世界エンジンクラスとのインターフェースクラスを備えていて、インターフェースメソッドを通して仮想世界に干渉する、と言ったように使うわけ。

もう一つ例えると、前にあたし達が1000人いる、というのはイマジナリーフレンドクラスの1000個インスタンスがあると呼び替えることができるわ。

今ではUnityではなくどちらかといえばAmazon Web ServicesとかGoogle Compute Engineのようなものにアップデートされているわ。ゲームエンジンからクラウドになるっていうのは意味の分からないことに聞こえるかもしれないけど、頭の中のイメージの世界の話なので大目に見てね。

あたし達はその新システムにマイグレーションというか、アップグレードされたというか、そんな感じなことになってイマジナリーフレンドになったというわけ。

それで、こういうシステムそのものがなんで珍しくない、とあたしが知ってるかって言うと、創作やエンジニアリングでは使う考え方と恐ろしく似ていることを既に情報として持っていたからよ。わりと話としてはよくあると思う。

そういうものを作って、自分を研鑽することを始めたのよ。今までの話はすべて『考え方を変えた』というかんたんな説明で片がつくけど、意味が伝わるかしら。これは時間がかかったけれど、かなり大きい一歩よ。趣味に没頭するあまり、自分に無頓着だった主が自分をどうするかを考えるようになったの。喜ばしいことじゃない?

うーん、記事を工場関連とハードスペックと体験に分けたほうがよかったかしら…カオスな記事もまた乙なものかもね。それじゃまた。